皆様今晩にゃ
ゲンノジのタカハシです。
ちょっと前から当店サポートライダーの高橋大喜プロが使い始めて話題になってる期待の新人。
【Switchgrade】
ん?どれ?ってなりますよね。
シートポストとサドルの間の黒いパーツがヤツなんですが、なんとも奥ゆかしい。
はいこれ。
3段階にカックンカックンします。
Climb(クライム/前下がり/登り用)、Ride(ライド/フラット)、Descend(ディセンド/前上がり/下り用)の3段階。
ドロッパーポストが出てきて山を駆けずり回るのが飛躍的に楽になったんですが、
ペダリングの際の座りやすさと、下りの時の邪魔にならなさを考慮してフラットに付けるのが一般的。
でもね
ホントは下る時は一番右みたいに股抜きしやすい感じにしたいじゃない!
前下がりだと傾斜がきつい登りで踏みやすいって言うじゃない!
平坦ペダルクルクルの為にもどうかフラットはお残しください。。。ってのが本音。願望。
アラ、これで出来るじゃない。
コースよりもトレイル駆けずり回ってる方が圧倒的に多いワタクシにはリーサルウエポンなのでは!
って事でテストでござる。
前上がり&フラットは良い事は分かってるんで、前下がりのクライムの検証に
来ました
通称「ボンゴ坂」
泣く子も黙る、ローカルが恐れる死の道ボンゴ坂。
1km位なんですが、平均13.5%、最高26%、20%超え数カ所、っていう鬼勾配。
加えて、ツルツル、ガレガレ、ボフボフ、丸太、溝、とこちらの体力、メンタルをゴリゴリ削るギミック多数。
まーあれですよ、160mm超えのエンデューロバイクで上るとこじゃないですね。
とはいえここ、僕の朝練ルートなんで週に何度かはこの坂のどこかでシクシク泣いているわけですよ。
Switchgradeの真価を問えるって事でアタァァァァァァック!!
…..マジで楽じゃん。。
いやいやいやいや、タカハシ46歳、この世に魔法がない事はもう分っています。
ボンゴ坂はボンゴ坂、コレのせいで斜度が緩くなるわけでもアシスト掛かるわけでもなく、
今日もしっかり半泣きでした。
でもね、ホントに全然楽。
「サドルの前がちょっと下がってる」これ絶大。
まず斜度がきつい所でもサドル前方にお尻を固定できるのでペダルをしっかり真上から踏める。
通常このポジションをキープするには全身で無駄に力を使う事になるし、
どっかり座れないのでトラクションもかけにくい。
前下がりだとペダリングだけに力を使えてトラクションもかかる。ワシワシ進む。
んでね、次がエンデューロバイクの場合、効果絶大なんだけど
「フロントが浮いてこない」これブラボー。
まーやっぱり脳内が下りの事でいっぱいなわけですよ、エンデューロバイクに乗るような人は。
そすっと長いフォークに高めのハンドルポジションになりますわね。
これが登りで地獄を演出するんです。パカパカ浮き上がろうとしてきやがります。
こうなるともう必死。浮かない様に押し付ける格好になります。
急斜面では正確には「しがみついてるような格好で押し付ける」ってもう苦痛のラビリンス。
これがほぼ解消します。全然浮いてこない。
前方に座っているんでサドルにかけた体重がしっかりフロントサスにも伝わります。上半身、超楽。
いままで全身フル動員して登ってた坂で余裕が出る、
テクニカルな所でしっかりスキルを使えるから無駄な体力浪費が減る。
良いんじゃな~い。
ホントに全然違った。流石のボンゴ坂なんでやっぱりキツいんですけど、最中の地獄っぷりがかなり軽減。
+αのパーツで重くなるものだからエンデューロバイク用かなって思ってたけど、
今は軽量なバイクでも重量増より効果の方が大きいかもって思ってます。
これはオススメ。ホントに。僕的にはマストになりそう。
まーこれから煮詰めなきゃなって事も。
今までと同じサドル高でセッティングするとクライムのポジションだとサドル高が低くなって足が余る。
サドル高を上げるのかセットバックで対処したほうが良いかその塩梅か。
他の2ポジションとの兼ね合いで良いとこ見つけていきたいですね~。
皆さんに先駆けてバシバシ使っていますんで是非ご相談ください!
まじで良い!!
んだば、アデュー。
bicycleshop gennoji
411-0831 静岡県三島市東本町1丁目2-1 1F
TEL/FAX 055-981-5158
URL gennoji.net
MAIL info@gennoji.net